漫画『ハチミツとクローバー』1巻の感想です。
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作者は羽海野チカ先生。
最近だと『3月のライオン』でもお馴染みですね。
実は管理人はまだ『3月のライオン』を読んだことがない…
そのうち読みたいんですけどね〜…
感想
いや〜もう、名作中の名作っす。
少女漫画、恋愛漫画というよりは”青春マンガ”という位置づけの作品だと思う。
青春時代ならではの切なさ、甘酸っぱさ、ほろ苦さ全て詰まってる。
美大という特殊な舞台設定も、美大ならではの色々な面が見れて面白い。
各登場人物がそれぞれに良いんすよ。
主な登場人物みんな好きです。
一番好きなのは森田さんだけどね☆
自由奔放で何考えてるか分からなくて、でも何も考えてないわけではない、
いややっぱり何も考えてなさそう…
そんな不思議なキャラなのですが、そこがまた良い
山田さんの叶わぬ恋と知りながら、でも真山の事が好きなのをやめられない
フラれたのに未練たらたらな感じとかもほんと好き。
そりゃ、めちゃくちゃ好きだとフラれたくらいじゃ「はいそうですか」とはいかないよなぁ
こんな一途な山田さんに好かれるとか真山も幸せ者だし、
もういっそ真山も山田さんの事が好きになっちゃえば相思相愛ハッピーエンドなのに
って感じなんだが、そうもいかない。
このもどかしくて複雑な感じがたまらん。ほんとたまらん。もうたまらん。
竹本君も等身大の悩める若者という感じでとっても好きなキャラなのですが、
竹本君の魅力が最大限発揮されるのはもうちょい先の巻ですね
ワチャワチャしつつカオスな空間を醸し出し
可愛いところはほんと可愛い、羽海野チカ先生の作風がほんと好きだ
やっぱ3月のライオンもそのうち読まないとなぁ…
ハイライト
ふりかえりいきます
chapter.1
登場人物紹介
1話は主に出てくる人とビンボー寮の紹介です
竹本
大学2年19歳。
一応この物語の主人公(?)
森田さん
寮に住んでるけどふらっと出ていったと思いきや、
しばらく経ってから札束を持ってボロボロになって帰ってくるという謎の人物
「森田先輩起きてー」
しょっぱなハチャメチャのドタバタで
森田さんのめちゃくちゃぶっ飛んでる感が出てて笑う
「先生の娘さん?」
はぐちゃん登場。
花本先生の娘…ではなくいとこ。
真山
竹本・森田と同じ寮に住む建築科の4年。
「人が恋におちる瞬間をはじめて見てしまった」
はちクロ名言の一つ。
いや〜〜〜〜〜〜青春っすね☆
「コロボックル」
密かに森田さんも恋におちてしまったのだが…
いや、わかりづらすぎるだろw
というか怯えられてるという
chapter.2
コロボックルの足跡
森田さん作。
完全に才能の無駄遣いである
「一度はぐになってはぐの世界を見てみたい」
コロボックルみたいな見た目とは裏腹に
はぐちゃんの作る作品は超大作で凄かった。
才能あふれるはぐちゃんを見て少し焦る竹本。
「この足の入るヤツ…くれ」
めちゃくちゃな行動ながらも、はぐちゃんの為にミュールをプレゼントする森田さん
この行動力はニクいね〜。
chapter.3
なぜかモテる森田さん
自由奔放な森田さんが、
なぜか女子から弁当とか差し入れされまくってるのが腑に落ちない竹本・真山
森田さんがモテるのは「他人の言葉に惑わされないから」
けれど彼女が出来ないのは「他人の言葉に全く耳を貸さないから」
chapter.4
ローマイヤ先輩
大正義ローマイヤ先輩のエピソード
ローマイヤ先輩みたいな人、ほんと頼りになるよなぁ〜
chapter.5
夏休みBBQではぐちゃんの川流れ
はぐちゃんだからこそ出来る豪快な川流れ…
竹本とはぐちゃん
この2人は本当に初々しい
ピュアだ…
花火
森田さん相変わらずカオス
はぐちゃんと線香花火
その夏の間中、僕の目の奥であの河辺で見た小さな花火が、チカチカとまたたいていた
青春やねえ…
chapter.6
はぐちゃんと花本先生
夏のBBQ後1ヶ月ほど長野に行ってたはぐちゃん達が帰還
ムーンリバー
真山さんのケータイに着信
着信音はムーンリバー
急に出かける真山を不思議に思う竹本に、森田さんは「女だよ」と一言
着メロの下りは時代を感じるな…
冷房の中震える森田さん
自分の部屋の電気代節約の為に竹本の部屋で冷房ガンガンにして寝る森田さん…
震えてるし…
「即金で60万」
森田さんに仕事の話(?)が
報酬を聞いた森田さんは、花本先生のところに行かずに仕事へ向かいます
牛タン
竹本・はぐちゃん・花本先生の3人で牛タンパーティー
花本先生とはぐちゃんは親子みたいな関係ですね
ロココ調
人形の服用タンスを作ってあげると言った竹本君、
なぜかロココ調を要求され死亡w
chapter.7
山田さん登場
美人だけど登場した瞬間から濃い人だ
森田さんにかかと落としキメるあたりも強烈w
花本先生と女のヒト
朝、真山と一緒にいた女のヒトを花本先生のところで目撃する竹本
なかなか複雑な関係の様子
プリン
金が無いのにはぐちゃんにプリンを奢ってあげる竹本
「そういえばはぐちゃんが友達といるとこ見たことないな」
あー…
理花さん
先ほど見かけた女のヒトの事を花本先生に聞いてみる竹本
理花さん周りは何か複雑そうだ
真山と山田さん
山田さんは真山の事が好き
真山さんは理花さんの事が好き
しかし理花さんは…?
あぁ、このキュッと辛い感じ青春だ…
森田と山田さん
1人泣く山田さんの元に現れて
「早く水分取らなきゃ。そんなに体から水分出したらひからびちまう」と森田さん
森田さんなりに励ましてくれてるんだなぁ
森田さんのこーゆーとこ好きだ
真山が振り向いてくれない事を分かっているのに
好きなのをやめられない山田さん
あぁ、切ない切なすぎる…
そんな山田さんに「すげえなお前…恋してんだな」
森田さんのこーゆー無邪気なとこも好きだ
chapter.8
真山
真山は理花さんの事が好きだけど告白できず
理花さんには仕事関連の話以外はいい感じに避けられてる
そして自分にまっすぐ好意を寄せてる山田さんの事は避けてる
複雑だぁ…
はぐちゃん
同級生達からはどうしても敬遠されてしまうはぐちゃん
才能があるぶんプレッシャーもあるし…
はぐちゃんのメンタルがヤバい
才能あるとはいえただの女の子だしなぁ
ネズミーマウス
ネズミーマウスってやめろw
森田さんは森田さんなりにはぐちゃんの事が大切で
辛そうなはぐちゃん見てプチパニック起こしてるとことかほんと微笑ましい
ストレス
はぐちゃんが運び込まれたのは今月3度目
やはり同級生からの敬遠、嫉妬の対象にされがちで
大人達からは期待によるプレッシャー
なまじっか才能あるだけに辛いよなぁ…
救いは花本先生や竹本、森田さんなど等身大のはぐちゃんを見てくれる人がいるところか
しかし、竹本も初めてはぐちゃんの作品を見た時に”正直焦った”事を思い出して…
あぁ、竹本君ほんと辛いなぁ…
はぐちゃんの辛さも分かるし竹本君の複雑な心境も分かるわぁ…
花本先生とはぐちゃん
色々辛い事も多いはぐちゃんと、それを支える花本先生
この2人の絆は生半可なものじゃないんだろうなぁ…
chapter.9
クリスマス会
森田さん企画で、いつものメンバーでクリスマス会をやることに。
森田さんほんと謎だなーw
そしてはしゃぐはぐちゃん可愛い。
竹本の幼少時代のクリスマス
回想。
お母さんが看護婦で、クリスマスは病院の子どもたちと過ごしてた竹本。
これは幼少時代のクリスマスの思い出としては複雑だなぁ
間の悪い真山
クリスマスイヴ、理花さんのところに行く真山。
しかし理花さんは花本先生のところへ出かけるとのこと。
この時点だと理花さんと花本先生の関係も気になるトコロ。
カオスなクリスマス会
とにかく山田さんのハジケっぷりがヤバいw
そして美脚。
理花さんの旦那
あぁ、旦那さん亡くなってるのか…
色々と複雑そうだこれは…
「飲もう」
女性陣と竹本は酔いつぶれ、山田さんを送っていった花本先生
2人になった真山と森田さんは「飲もう」
この自由奔放なんだけど人の気持ちを汲みつつ、
やっぱり何も考えてなさそうな森田さんがほんと好きだ
それにしても竹本君、幸せな寝顔だ…
素直に楽しめるクリスマスを過ごせて何より。
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