どーも、管理人のうつやまです。
話題になりすぎて何番煎じか分からないネタだが、
東京五輪のボランティア応募がスタートした。
オンラインで応募出来るのだが、そのフォームがあまりにも難しいと話題になっている。

そもそもトップページから…
まずボランティアのトップページにアクセスしてみる。
PCからアクセスすると、メニューバーがフワッと現れて出迎えてくれる。
このフワッとしたアニメーションは果たして必要なのか。
ちょっとした遊び心なのか。作った人がフワッとしたい気分だったのかもしれない。
あと文字のセンタリング。
当サイトもついこの前までセンタリング表示させていたが(若気の至り)、
まあ普通に見づらい。あと飽きたから左寄せに戻している。
トップページのセンタリングを見ていると、
黒歴史が思い起こされるのでちょっと胸が苦しくなる。
そんなオシャレ意識高めの設定ながら、フォントはヒラギノ角ゴ&メイリオ。
フォントをdisるつもりはないが…。
役所がガワと色使いだけオシャレにしようとして失敗した感が抜けないデザインだ。
応募フォーム
気を取り直して応募フォームのページにアクセス。
まずページ上部の
「応募フォームの入力には約30分かかりますが、入力途中で保存することが可能です」
という文言、なかなかパンチが効いている。
東京五輪のボランティアは過酷なので、まずこの試練をくぐり抜けよ
という運営からのメッセージなのかもしれない。
Facebookアカウントでのログインがしづらい事象が発生しております。
という注意書きが一層不安を煽る。
そして謎の入力マニュアル動画が用意されている。
親切といえば親切だが、その親切心はもう少し別の場所で発揮してほしかった。惜しい。
動画にはPart1と2の2種類がある。ちなみにPart2の最初の1分間はPart1と同じ内容だ。
そしてフォームの登録はスマホ、PC、タブレットから登録可能だが、
PC推奨とのこと。今どきスマホ中心でPC持ってる人は少数派だと思うんだが。
この時点で色々とふるい落としにかかっている。
ちなみにタブレットの事を”タブレットPC”と表記していた。それただのPCやんけ。
内容も肝心な事に触れていない。
あまりにも虚無すぎて、なぜだか見てて優しい気持ちになってくる。
「これに比べたら自分の仕事はまだ意味のあるものだ」と思えてくるので、
疲れたサラリーマンに是非見てほしい。
IDとパスワード
応募するボタンをクリックすると、突然IDとパスワードのログインページになる。
なぜかデフォルトが英語。画面右上の日の丸マークをクリックすると日本語になる。
ぱっと見た感じ、Googleアカウント、Facebookアカウント、
LINEアカウントがないと登録出来ないように見える。
だが、よく見ると小さく新規登録の項目がある。
この分かりづらさがまた攻略難度を上げているポイントだ。
ここをクリックすると新規登録フォームの画面になる。
パスワードは9文字以上で英語の大文字小文字・数字を使用とのこと。
いつも8文字のパスワードを使ってる人が多いと思うが、引っかかるので注意。
で、このパスワードポリシーがかなり分かりづらい場所にある。
正直このフォームの最大難所の一つだ。
応募フォームSTEP1
厳正なるIDパスワード登録を経て、ようやくスタート地点に立つ事になる。
米印(*)のついている項目が必須項目だ。
生年月日
このフォーム最大の難所、生年月日入力欄。
フォームをクリックすると、カレンダーが出てくる。
Yahooの記事の人は約60回カレンダーをクリックするハメになったらしいが、
実はそこまでクリックする必要はない(少なくともPCは)。
カレンダーの上部にDDMMYYYYという文字がある。
ここに数字を入れればいい。
1994年9月30日生まれの場合、30091994と入力する。
するとフォームに生年月日が記入される。一発だ。
DDMMYYYYは割と知ってる人も多いと思うが、そこまで一般的ではないと思う。
初見は普通にカレンダー連打するハメになりそうだ。
ちなみに、入力マニュアルにはこの方法ではなく
カレンダー上部の年月をクリックして選択しろという謎の攻略法が書いてある。
まあクリック連打よりはマシだが…。
写真
写真を登録する項目もある。これがまた難易度高い。
正直、注意事項が多すぎて証明写真レベルじゃないと認められない気がする。
応募フォームSTEP2
STEP1を全て入力したら一旦保存してからSTEP2へ。
最初に居住国の項目がある。
居住国の欄は空白だ。表示言語に対応とか、そんなイージーモードな親切さはない。
クリックするとプルダウンが出てくる。なぜか日本が一番上にない。
どうせ一番下の方だろ…と一番下を見ると北マリアナ諸島。並ぶ多様な国々。
少し上の方に上がってようやく日本を発見。
他は郵便番号とか住所とか。
STEP3
ボランティア経験の有無とか。ここはそんなに難所もなく。
STEP4
語学レベルを問われるところから始まるSTEP4。
これまで関わったスポーツに関して聞かれる項目がある。
クリックすると、水泳などのスポーツが並んだプルダウンが現れる。なしは一番下だ。
ない場合でも「なし」を選ばないとエラー扱いになる。
コード
大学やパートナー企業のコードを持ってる人はコードを入力する欄。
持ってない人は「2020」とわざわざ入力しなければならない。
見落としがちな項目だ。手強い。
STEP5
ボランティア参加可能期間を入力する項目。割と細かく問われる。
ちなみにボランティアは10日以上が基本らしい。
10日未満の活動も選択出来るが、マッチングの制約を受けるという注意書きがある。
STEP6
最後は規約を読んで承認のチェック。規約がなかなか長い。
とにかく応募フォームはこれで一通り終わりらしい。
実際にボランティアする気は微塵もないので送信せずに終了。
(ところでこれ、応募前の保存データを削除する方法ってあるんだろうか)
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フォームに触れてみて
とにかく難易度が高かった。あと、実際30分くらい(それ以上?)かかった。
先に同居人も挑戦していたが
最初のパスワードのところで躓いて、そこだけで30分以上かかっていた。
都市ボランティア
ちなみに「大会ボランティア」とは別の
東京都募集の「都市ボランティア」のページはシンプルだ。
応募フォームまでは詳しく見てないが、
少なくとも大会ボランティアのような酷い事にはなっていないと思う。
最後に
あまりにも難易度が高すぎて、新時代のeスポーツといっても過言ではない。
RTAとかやって優勝者にメダルあげたらいいんじゃないかな。
まさに応募フォームの反面教師という感じだった。ある意味勉強になった。
暇な人はぜひ触れてみるといいと思う。
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