【読書キロク】ログ・ホライズン 2巻

ライトノベル『ログ・ホライズン』2巻の感想です。
『小説家になろう』というWebサイトで連載されていたのが改訂され書籍化されたもの。
いわゆる”なろう系”ってやつです。
今ではだいぶお馴染みになった異世界転生冒険モノのさきがけかな?

 

感想

シロエの名参謀っぷり(腹黒さ?)が発揮された巻だった。
円卓会議設立の流れはお見事。
1巻の感じから冒険に比重を置いたストーリーになるのかなと思ってたら、
割と政治的な部分も重視してる感じ。面白いです。

ところどころご都合なところもあるけど、全体的に爽快感があって楽しい。
(食事の件は、にゃん太以外には誰も自力で気付かなかったんかい!とか思ってしまった)
ススキノの件もだけど、悪役がちゃんと成敗されてるのも良い。ハーメルンざまあ。

NPCの存在にも触れているのがなかなか。
ゲームではただのNPCに過ぎなかった人々が、この異世界では人格を持ってちゃんと生きている人間。
その大地人達とどう上手く付き合っていくか。
面白い着眼点。

あと、2巻でタイトルの『ログ・ホライズン』の意味が分かります。
読んでてタイトルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ってなりましたね。

ハイライト

ではふりかえります

CHAPTER.1『アキバへの帰還』

1

1巻からの続き。
ススキノを離脱してだいぶ進んだ5人。
森で野営の準備。

もう、ここは<エルダー・テイル>ではなくなってしまった。あの<大災害>の日からこちら、ここは<エルダー・テイル>に似た、しかし、その何十倍も過酷なひとつの現実でしかない。

 


2

美味な食事。

大災害以来、食事アイテムはしけた味気のない煎餅のような味、
普通の冒険者が普通の手順を踏んで作ろうとした料理はよく分からない物体になってしまう。
そんな状態だったのだが、サブ職業<料理人>が普通の手順を踏んで作ると、普通の料理が出来る。
にゃん太が気付いた大発見。

料理にちゃんと味がある。
それだけで食事の楽しさが格段に変わる。
元気が出る。そんな感じが伝わってきた。

そしてセララを見ながら、大災害直前まで一緒に遊んでいた双子の事を思い出すシロエ。

 


3

デボーチェリ・ティーパーティーも解散し、<彼女>がいなくなったあとも、1人で動き回っていたシロエ。
<彼女>はそのうち出てきそうだな。

双子の初心者との出会いの時が語られる。
シロエと双子は<大災害>が起きる直前まで一緒に遊んで、色々教えていた。

「えー。要らないよ。だってわざわざゲームやってるんだよ?一番面白いところは集めるところなんだから、もらっちゃったら、遊んでるだけ損だよ〜」

楽して色々クリアするんじゃなくて、苦労しながらも思いっきり楽しみたい。
純粋な気持ち。いいね。

 


4

焚き火を囲みながら、双子の話をみんなにするシロエ。
美味しい食事と共に、楽しげに話す5人の冒険者たち。
そりゃ久々に美味しい食事が出来て嬉しいよなぁ。

 


5

セララがにゃん太に心底惚れてるらしい事。
それと、雨宿りに寄った村で大地人とのふれあい
ゲームではただのNPCでしかなかった彼らが、この異世界ではちゃんと感情を持っていることを知ったシロエ。

 


6

双子の弟、トウヤ視点。
トウヤはギルドに入って上手くやってるのかと思いきや…
足手まといの初心者として、奴隷のような扱いを受けていた。

ちょうどススキノから帰還したシロエを遠くから見かけるが_
助けを求めることはしなかった。
シロエでさえもこの世界で生き抜くために代償を払っている。
甘えて許されるはずがない、と考えたトウヤ。

CHAPTER.2『決意』

1

ギルドホールやゾーンについての説明。
それから、<三日月同盟>にてセララ帰還祝い
アカツキが完全に女性陣の着せ替え人形にされてる(´・ω・`)

 


2

シロエとマリ姉の会話。
アキバの街は治安は落ち着いてきたものの、強いギルドが縄張りを持ち始めた状況。
それを聞いて嫌悪感を抱くシロエ。

更に、<黒剣騎士団>などの高レベルギルドは91レベルを目指し始めたらしい。
初心者プレイヤーに配布される、取得経験値が増えるEXPポットを使って。
ハーメルン>というギルドが初心者を囲い、EXPポットを巻き上げて高レベルギルドに売り捌いている状況。

 


3

アキバの街が少しずつ歪んでいる事実に、苛立たしさを覚えるシロエ。
トウヤとミノリが<ハーメルン>にいるとわかった。
助けてやりたい。しかし…。
悩むシロエ。

そんなシロエを見守るにゃん太。
にゃん太班長、ほんと素敵な大人だ。

マリエールのあの笑顔がどれだけ<三日月同盟>を支えていることか。レアアイテムをばらまこうが、金貨をばらまこうが、けっして敵わないような強さで<三日月同盟>はまとまっているではないか。

<三日月同盟>のように、利害だけで結びついているわけではないギルドだってある。
それはマリ姉の努力によるものだ。
今までのアキバが心地よかったのも、誰かのおかげ。

悩むシロエに「一番すごいことをするといいにゃ」と助言するにゃん太。
そして決意するシロエ。
名シーンだなぁ。

 


4

ミノリ視点。
ミノリもトウヤと同様、<ハーメルン>で使役されている。
そんなミノリにシロエから念話が届く。
シロエは助けてくれるつもりらしいが、迷惑はかけたくないと気遣う。

本当は今すぐ助けてほしいだろうに、切ない…

 


5

いよいよシロエが動き始める。
<三日月同盟>のマリエールヘンリエッタ小竜を前に、力を借りたいと頼み込むシロエ。
その頼みは、大手もバックについている<ハーメルン>を、アキバの街から退場させる…
だけではなく、アキバの街そのものを掃除するという途方もないものだった。

「僕らは3万人もいますけれど、3万人しかいないんです。みんな、舐めてませんかね_異世界を甘く見すぎてます。必死さが、足りないです」

更にシロエは、自分がギルドマスターになり
直継、アカツキ、にゃん太がメンバーの<記録の地平線>というギルドを作ったことを報告する。
記録の地平線。ログ・ホライズン。この物語のタイトル。
あれだけギルドを毛嫌いしていたシロエが、自分でギルドを作った。

ひとまずの具体的な目標は「金貨500万枚を集める」という途方もないもの。
しかしヘンリエッタは、「私たちは、その資金を集められます」と宣言。
マリエールもこの作戦に乗る。
一体どんな計画なのか。

CHAPTER.3『ひまわりと鈴蘭』

1

軽食販売クレセントムーン>が開店。
味気のない煎餅のような物ではなく、美味しいハンバーガー。
この出来事により、アキバの街には衝撃が走った。

 


2

初日が終わった後のシロエとヘンリエッタ、マリエールのやりとり。
店は大盛況、売上も上々。
しかしこの方法だけだと3ヶ月はかかるので間に合わない。

そこでもう1つの計画を実行しようとするシロエ。
どうやらマリエールとヘンリエッタが活躍することになりそうだが…。

 


3

生産型ギルド第3位の規模をもつ<第8商店街>のカラシンとの取引。
<軽食販売クレセントムーン>で使う食材を仕入れたいという内容。
ヘンリエッタとマリエールのナイスな働きにより、無事取引成功。

元の世界に戻る手段があるにせよないにせよ、それが見つかっていない現在、この異世界は第二の現実だ。たとえそこでは死を免れることができるとしても、生を免れることは誰にもできはしない。

 


4

引き続き、今度は<海洋機構>のミチタカ、<ロデリック商会>のロデリック、<第8商店街>のカラシンと取引。
ヘンリエッタの交渉力が炸裂。
見事に<三日月同盟>が未知の長編クエストに挑んでいると錯覚させ、出資させることに成功する。
軍資金500万枚をゲット。

 


5

シロエとにゃん太はデボーチェリ・ティーパーティー時代の仲間、ソウジロウと再会。
ソウジロウも、アキバの街の空気が悪くなっていってることを嘆いていた。
そんなソウジロウに力を貸してほしいと頼むシロエ。

「あのね、僕は、自分の居場所をそろそろ自分でちゃんと作るべきだってわかったんだ。昔あった面倒くさいことから逃げているうちにこんなところまできちゃったけれど、僕もちゃんと守る側にならなくちゃいけないって、やっとわかった。自分のギルドを作ったんだ。まだ人数も少ないし、走り出したばっかりだけど。誰かの居場所を作ることで、自分の居場所がはじめて生まれるって、やっとわかったんだ」

これがシロエの決意。

CHAPTER.4『円卓会議』

1

<軽食販売クレセントムーン>の登場によってアキバの街にもたらされた変化。
美味しい食べ物登場→活気が出るし、食べ物を買うためにお金を稼ぎにクエストに行く→装備やアイテムなども必要になる
ちゃんと経済効果が発生してる。
そーゆーとこちゃんと書かれてるのもこの作品の魅力の1つかも。

 


2

10日経過後。
ギルド会館最上階の会議室にて。
シロエにとっての戦争がスタート。
集められたのは戦闘系大手ギルド、生産型大手ギルド、中小ギルドの代表、そしてシロエ。

アキバの治安をどうにかしようと持ちかけるシロエに対して、
そんなことが本当に出来るのか懐疑的な面々。
だが「本日_いまから4時間ほど前ですが、僕はこのギルド会館というゾーンを購入しました」という発言で…。

2巻の山場とも言えるシーン。
これは腹ぐろ眼鏡ですわ…。
<軽食販売クレセントムーン>での稼ぎっぷり、生産型大手ギルドとの契約は
あくまでもギルド会館のゾーンを購入する布石に過ぎなかったとは…。

 


3

ミノリ視点。
シロエがギルド会館最上階の会議室で戦っていた同じ日の朝。
ミノリはシロエからの連絡を待っていた。
ギルド会館のエントランスホールが救出作戦の本部…つまり…。

ゾーン購入したから<ハーメルン>をブラックリスト入りさせたのかな。

 


4

とうとう<ハーメルン>から脱走しようとするトウヤとミノリ達だが…
計画がバレて邪魔される。
トウヤが身を挺してミノリを守り、何とかギルドホールへ到達…!
双子の絆が感じられるシーンでもある。

CHAPTER.5『その手につかみ取れ』

1

一方、シロエのギルド会館購入発言により衝撃が走る会議室の様子。
ほんと腹黒っぷりがすごい…
だが、法を制定するという条件自体は悪くはない。

 


2

ミノリとトウヤの救出劇。
ギルドホールを抜けた双子。
もう安心かと思いきや、ハーメルンの魔術師が現れる。
だがアカツキが素速く対応。どうやらブラックリストの登録漏れだったらしい。

ミノリの事を精一杯守ろうとするトウヤがかっこいい。
あと胸ぐら掴まれても全く動じないアカツキさんかっけー。

 


3

再びシロエ視点。
食べ物だけでなく、蒸気機関などの発明も可能であることが判明。
大地人はただのNPCではなく、ちゃんと人格があることが告げられる。
参加したギルドは全て円卓会議の支持を表明、これにて円卓会議が成立した。

ここまで実現させたシロエが素直に凄い。

 


4

円卓会議設立後のアキバの様子。
まずは元ハーメルンの新人受け入れで大所帯になった三日月同盟ギルドホールお引っ越し
それから円卓会議設立を発表した時の事、この日を異世界初の祝祭日としたこと。

円卓会議設立と料理法発表により、明らかにいい雰囲気になってるなぁと思う。
今までは、ゲームの世界に閉じ込められた退廃的なムードが漂ってる感じだったけど、
一気にお祭りムード。読んでて異世界ライフが羨ましく思えてくる。
やっぱりちゃんと美味しい物が食べられるでもかなり違う、美味しい食べ物って重要なんだなぁ。

 


5

ギルド<記録の地平線>誕生の流れと、廃ビル引っ越し。
そして新たにギルドメンバーとして加わったトウヤとミノリ。
この2人の成長が楽しみだ。

こうしてギルド<記録の地平線>、ログ・ホライズンが生まれた。

人数からいえば<記録の地平線>というよりは<記録の最底辺>というべき弱小ギルドは、こうしてアキバの街にてささやかな船出を迎えた。




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